「それって…」
兄さんの事件のことを話してくれるということだろうか。初めて会ったとき橘綾香と名乗って事件のことを問い詰めた私を大翔さんは拒んだ。
あのときの私は兄さんの無実を晴らすことに夢中で当事者の人たちのことなんてなにも考えてはいなかった。だけど今は…
「聞きたいんだろ。事件のこと。兄貴のこと」
兄さんのこと、と言われて気持ちが動いた。私の知らない兄さんのことを大翔さんは知っている。知りたい、純粋にそう思った。
「本当に、教えてくれるんですか…?」
私の問いに頷く。兄と親友で事件当日現場にいた人物。やっと聞けるんだ。そう思うとつい身を乗り出してしまう。
兄さんの事件のことを話してくれるということだろうか。初めて会ったとき橘綾香と名乗って事件のことを問い詰めた私を大翔さんは拒んだ。
あのときの私は兄さんの無実を晴らすことに夢中で当事者の人たちのことなんてなにも考えてはいなかった。だけど今は…
「聞きたいんだろ。事件のこと。兄貴のこと」
兄さんのこと、と言われて気持ちが動いた。私の知らない兄さんのことを大翔さんは知っている。知りたい、純粋にそう思った。
「本当に、教えてくれるんですか…?」
私の問いに頷く。兄と親友で事件当日現場にいた人物。やっと聞けるんだ。そう思うとつい身を乗り出してしまう。


