Blue Bird

『大丈夫だ。何も心配しなくて良い』

優しい声でそう言ってくれた大翔さんの声が浮かんだ。私が来ないからとわざわざ電話をかけてくれた彼は本当に心配してくれていたのだろう。大丈夫といった声はどこか兄の姿と重なった。優しくて温かかった。


「理央ちゃん、お客さんがきてるよ」

突然ドア越しに遼司さんの声が聞こえた。ここは更衣室も兼ねているため中へ入るのは躊躇われたのだろう。


「誰ですか?」

大きめの声で返す。


「理央ちゃんのよく知ってる人だよ」