Blue Bird

「俺も止めたんだけどな」

俺の言葉に察した遼司さんが返す。



柚木理央。あの日申し訳なさそうに下を向いていた彼女。俺をずっと騙していたことに罪悪感を感じているのだろう。それでもあれだけ辛そうな顔をみたら今までどれだけ必死に事件を追っていたのかがわかる。兄のために事件を暴きたいんだろうな。あの顔だとそのために何をするかわからない…

先程の電話の相手も彼女だった。怯えた声がよみがえる。誰かにつけられてると言っていた。こないだ見かけたあれかもしれない。