Blue Bird

「今度から夜中は一人で歩くな。もし歩くなら誰かと一緒に歩くんだ」

こちらを見ないで言う彼。言いながら私の手を握ってくれる。いつかの温かい温もりに安堵する。


「ねぇ、大翔さん」

私も彼の顔を見ないで話しかけた。


「なんだ」



「…なにも、聞かないの?」


聞きたいことはたくさんあるはずなのに。私が親友の妹だったこととか、どうして近づいたのかとか…なにも聞かないなんて。