Blue Bird

真剣に言う私をみて大きく笑う遼司さん。

いつものように頭を撫でられる。


「さすがにそこまではしてないから安心して。俺はただ陸からいろいろ聞いてたってだけ」


「え?」


陸…兄から…?


「陸はいろいろ話してくれたんだよ。家族のこと、理央ちゃんのこと。疲れたとき、何かあったとき、よくミルクティーを作ってあげてたってあいつ言ってたよ。それを飲んだら笑ってくれたって」