Blue Bird

「やっぱりね。見ない顔だと思ったわ。お名前は?」


「…あやかです」


「そう。覚えておくわね」

そう言ってお金をおき、帰り支度を始めた女性。

遼司さんが裏から出てくるのをみて軽くお辞儀をする。それから出口に向かおうとする女性がふとこちらを振り返った。

「マスター、陸は戻ってこれる?」

遼司さんに向かって言う彼女の表情はどこか寂しそうだった。


「さぁな。それは神様のみぞ知る、だな」

そんな彼女に軽く笑って言った遼司さん。