Blue Bird

あいつは昔から俺の上をいく男だ。同じような接客をしてるはずなのになぜか客は皆陸のところへ行った。

敵わない。いつしか俺はそう思うようになっていた。


陸のことが好き、か。


「陸に会いたいけど会えないから陸に一番近い大翔のとこへ来たんだよ」

…一番近い、ね


「いい加減戻ってやれ。あいつの視線が気になってしょうがない」

いつもより少し低い声で優奈に言った。