Blue Bird

「失礼します。瞹、指名だそうだ」

突然きた大翔さんがそう言うと瞹くんは私にお辞儀をして離れていった。


「久しぶりだな」

そう言って隣にかける大翔さん。


「そうですね。元気でしたか?」

あのときはまさかまたここにきて彼に会えるなんて思いもしなかった。


「ああ。おかげさまで」

そう言って置いてあるお酒をグラスに注いでくれる。