Blue Bird

「麗美としてもあまり大事にはしたくなかったんだと思うよ。自分には気持ちがなかったとはいえお世話になってる恋人を裏切ったとなれば自分もただでは済まないからね」



「…そうだったんですね」


なんだか凄い話すぎてついていけない。私にはわからない世界があるんだと思った。


「だからそれから麗美の店に行って時々様子を見てるんだ。うまく片付けたとはいえあいつら大物はまだ彼女の後ろにいるからね」