「Quintetの皆さ~ん!出番ですよー!!」
「は~い!!」
五人は大歓声が渦巻くステージへと走り出した。織春がその後ろ姿を見つめていたことを、彼らは知らない。
気付けば季節は春だった
柔らかな光 僕を包んだ
初めて夢に気付いた頃に
帰れるような気がしたよ
初めて出会ったあの日から
僕らの歴史は始まった
走り始めた僕達の
彼方にあるのは
∞(むげん)のミライ
空はこんなに青いから
昨日の悩みも忘れさせるよ
今日はため息ついただけでも
明日は変わる Go for it!
スタジオに響くSetsunaの歌声。これは『Go for it!』という軽快なリズムの曲である。時折メンバーと目を合わせては笑っているその姿は、とても印象的だった。
「……何であんな綺麗な声が出せるの?しかも、前に他の番組で聴いた時と違ってかなり低めにアレンジしてある……」
舞台袖で見ていた織春は思わず口に出していた。その目は、ステージ中央で踊るSetsunaを捉えている。他の四人にも圧倒的な存在感があり、かっこいいと素直に思った。興奮が止まらない。こんな感情は久し振りだった。
「は~い!!」
五人は大歓声が渦巻くステージへと走り出した。織春がその後ろ姿を見つめていたことを、彼らは知らない。
気付けば季節は春だった
柔らかな光 僕を包んだ
初めて夢に気付いた頃に
帰れるような気がしたよ
初めて出会ったあの日から
僕らの歴史は始まった
走り始めた僕達の
彼方にあるのは
∞(むげん)のミライ
空はこんなに青いから
昨日の悩みも忘れさせるよ
今日はため息ついただけでも
明日は変わる Go for it!
スタジオに響くSetsunaの歌声。これは『Go for it!』という軽快なリズムの曲である。時折メンバーと目を合わせては笑っているその姿は、とても印象的だった。
「……何であんな綺麗な声が出せるの?しかも、前に他の番組で聴いた時と違ってかなり低めにアレンジしてある……」
舞台袖で見ていた織春は思わず口に出していた。その目は、ステージ中央で踊るSetsunaを捉えている。他の四人にも圧倒的な存在感があり、かっこいいと素直に思った。興奮が止まらない。こんな感情は久し振りだった。



