「Kouyaさん、リーダーらしくなりましたよねぇ。実は私、初めてお会いした時はちょっと頼りないなぁって思っていたので……」

「うーん……まぁ、否定は出来ませんね。でも、少しは成長しましたよね?」

「勿論!今は立派にリーダーを務めていらっしゃると思いますよ。」



 照れ笑いを浮かべるKouyaの脇腹を、肘で突くメンバー達。司会者は、そんな彼らにも話を振っていく。



「Hiroさんは、この一年で“変わったなぁ”って思うことはありますか?周りの反応も自分の意識も、大分変わってきたと思いますけど。」

「えっと、変わったことですよねぇ……自分の中で変わったことは、やっぱり“音楽がもっと好きになった”ことですね。メンバーに会ってから、沢山刺激を受けました!
周りが変わったって感じることは……うん、“あれ”しかないですね。」



 Hiroはそう言って、仲間達を見つめる。彼らは「あぁ……」と声を洩らしたり、しきりに頷いたりしている。「では、皆さんで答えをどうぞ!」と司会者。五人は「せーの……」で一斉に回答した。



「バレンタインチョコの数!!」