「そういや、クリスマスイベントと新曲のことなんだけど。両方共硝子さんから長ったらしいメールが来たと思うんだけど、イベントの方は横浜の赤レンガ倉庫の前でやるんだよな。」
「うん、色んなアーティストさん達と一緒にクリスマスソング熱唱!ってやつだよね。織春ちゃんやトリスタの二人も一緒なんて、俺らツイてるねー!」
弾んだピンポン玉のような声を上げた雪那は、早くも12月のその日へ思いを馳せているらしい。声色からそれを感じ取った頼星の口角は、無意識の内に上を向いていた。
「そうそう。で、新曲の発売日知ってるか?」
「聞いた聞いた!1月20日でしょ?ちなみに、映画の公開日はバレンタインなんだよね。」
「あー……そういえば硝子さんが、『大量のチョコが来るから覚悟しなさいよ』って言ってたな。」
「アハハ!紘は喜んでたけどね。ねぇ、頼星達って明日の撮影、来てくれるんだよね?」
雪那が言う“来る”とは、すなわち“参加する”ということ。監督の遊び心で、文化祭のシーンにQuintetの四人も生徒として参加させようということになったのだ。彼らは観客の中に混じり、雪那達と一緒に映画を完成させるのである。
「うん、色んなアーティストさん達と一緒にクリスマスソング熱唱!ってやつだよね。織春ちゃんやトリスタの二人も一緒なんて、俺らツイてるねー!」
弾んだピンポン玉のような声を上げた雪那は、早くも12月のその日へ思いを馳せているらしい。声色からそれを感じ取った頼星の口角は、無意識の内に上を向いていた。
「そうそう。で、新曲の発売日知ってるか?」
「聞いた聞いた!1月20日でしょ?ちなみに、映画の公開日はバレンタインなんだよね。」
「あー……そういえば硝子さんが、『大量のチョコが来るから覚悟しなさいよ』って言ってたな。」
「アハハ!紘は喜んでたけどね。ねぇ、頼星達って明日の撮影、来てくれるんだよね?」
雪那が言う“来る”とは、すなわち“参加する”ということ。監督の遊び心で、文化祭のシーンにQuintetの四人も生徒として参加させようということになったのだ。彼らは観客の中に混じり、雪那達と一緒に映画を完成させるのである。



