Setsunaは驚きを隠せないらしく、誰の目からも狼狽しているように見える。慎一は、イメージしている主人公の容姿や雰囲気がSetsunaそのものだと熱弁し、監督が主役を選ぶオーディションをすると話した時は猛反対したと言う。
「声の感じもぴったりなんです!皆さんのゲリラライブをテレビで見た時、低すぎず高すぎず、“大人と子供の中間”を表現出来る声だって思ったんですよ。
演技については、他の出演者の方々や監督がアドバイスしてくれる筈です。歌うシーンも考えてあるのでSetsunaさんにぴったりだと思うんですが……あの、どうでしょう?」
やけに丁寧だが、声に不安が溢れている慎一の勧誘。その誘いに、Setsunaは一笑して答えた。
「そこまで言われたら、引き受けない訳にはいかないなぁ……良いですよね、硝子さん?」
Setsunaが言うと、硝子は「当たり前じゃないの!」と返す。仲間達四人は喜びの声を上げ、Setsunaに駆け寄ってハイタッチを求めた。
「あんたがQuintetのソロ活動者第1号ね!早速社長に知らせなくっちゃ!!」
硝子はそう言うと、慎一を連れ、いそいそと部屋を出ていく。五人はまだ、室内で楽しげな声を上げていた。
「声の感じもぴったりなんです!皆さんのゲリラライブをテレビで見た時、低すぎず高すぎず、“大人と子供の中間”を表現出来る声だって思ったんですよ。
演技については、他の出演者の方々や監督がアドバイスしてくれる筈です。歌うシーンも考えてあるのでSetsunaさんにぴったりだと思うんですが……あの、どうでしょう?」
やけに丁寧だが、声に不安が溢れている慎一の勧誘。その誘いに、Setsunaは一笑して答えた。
「そこまで言われたら、引き受けない訳にはいかないなぁ……良いですよね、硝子さん?」
Setsunaが言うと、硝子は「当たり前じゃないの!」と返す。仲間達四人は喜びの声を上げ、Setsunaに駆け寄ってハイタッチを求めた。
「あんたがQuintetのソロ活動者第1号ね!早速社長に知らせなくっちゃ!!」
硝子はそう言うと、慎一を連れ、いそいそと部屋を出ていく。五人はまだ、室内で楽しげな声を上げていた。



