「……みんな!ライブはまだ終わってないぞーっ!!」
「そうそう、ここからここから!」
会場のムードを取り戻そうと、KouyaとHiroが率先して声かけを始めた。二人の臨機応変さに、裏方のスタッフ達が思わず胸を撫で下ろす。気が抜けた硝子は安堵の息をつき、フラフラと地面に座り込んだ。観客の気持ちも段々と落ち着いてきたらしく、再び笑顔が溢れる。「じゃあ、ライブ再開だな!」というRaiseiの声で、やっと熱気が戻ってきた。
「ここで大事なお知らせがあります!今日は何と、スペシャルゲストをお呼びしてるんですよー!」
「俺達の応援に駆け付けてくれた織春ちゃんでーす!みんな、拍手でお迎えよろしくー!!」
KazamiとSetsunaの声に、ワーッと歓声が上がる。織春がステージに現れると、拍手が一気に大きくなった。音楽番組のトークなどで見て彼らの仲が良いと知っているファン達は、織春を温かく迎える。おいしそうなドーナツが描かれたピンクのTシャツにデニムのホットパンツ姿の彼女は、口元のマイクに向かって大きく叫ぶ。
「こんにちは、織春です!今日は大好きなQuintetの皆さんの応援に来ました!よろしくお願いしま~す!!」
「そうそう、ここからここから!」
会場のムードを取り戻そうと、KouyaとHiroが率先して声かけを始めた。二人の臨機応変さに、裏方のスタッフ達が思わず胸を撫で下ろす。気が抜けた硝子は安堵の息をつき、フラフラと地面に座り込んだ。観客の気持ちも段々と落ち着いてきたらしく、再び笑顔が溢れる。「じゃあ、ライブ再開だな!」というRaiseiの声で、やっと熱気が戻ってきた。
「ここで大事なお知らせがあります!今日は何と、スペシャルゲストをお呼びしてるんですよー!」
「俺達の応援に駆け付けてくれた織春ちゃんでーす!みんな、拍手でお迎えよろしくー!!」
KazamiとSetsunaの声に、ワーッと歓声が上がる。織春がステージに現れると、拍手が一気に大きくなった。音楽番組のトークなどで見て彼らの仲が良いと知っているファン達は、織春を温かく迎える。おいしそうなドーナツが描かれたピンクのTシャツにデニムのホットパンツ姿の彼女は、口元のマイクに向かって大きく叫ぶ。
「こんにちは、織春です!今日は大好きなQuintetの皆さんの応援に来ました!よろしくお願いしま~す!!」



