それは納得。
どうりで見た事がないわけだ。
それしてみんなでまたあの子を見た。
その子はお母さんらしき人に呼ばれて帰っていった。
「あの子の名前聞こえた??」
「みなみって聞こえたような...??」
「じゃあ今度会ったら遊びに誘ってあげよーよ!!」
「そーだね!!そーしよう!!」
そしてまた鬼ごっこを始めた。
鬼は俺。
「空!!早く数えろよ!!」
「はいはい。いーち、にー、さーん...」
俺はあの子が歩いて行った方向をチラッと見た。
あの子の姿はもうなかった。
また次も会えるのかな...。
「じゅー。行くぞー」
そう思いながらも俺は鬼ごっこを始めた。

