ー…ははっ…フラれた…でも、告白聞いてくれただけいい方だよな…?
裏庭をあとにした琉生は、しばらくして教室に鞄をおいていたためとりに向かっていた
「……りえないって!」
ー…え?
教室に向かっていた琉生は2組の前を通りすぎようとしたとき、先程告白したユリの声が聞こえ思わず足をとめた
「あんなダサ男と付き合うとかないから!ちょっーと、優しくしただけでこれだもん、ダサ男に興味あるわけないのにねー」
「クスクス…ユリ、ひどーい」
ユリと数人の女子の会話を耳にした瞬間自分のことだとわかった琉生は唇を噛みしめその場をあとにし自分の教室にはいった
「ダサ男、か…中岡さんがあんな人だったなんてな…」
ー…自傷気味に笑い、そしてしばらく静かに涙を流すのだった…