音に満ちたあの場所で


ー…ブーブー…

ー…メール…?

携帯が震え、メールを開くと

『もうアリーナですか?どの辺りにいます?』

という、つばさからのメールだった

『ステージからちょっと遠くて……アリーナの中央出入り口の近くだよ?』

つばさからのメールに琉生は知らず知らずのうちに微笑みながら返信をしていた。


ー…やっぱり好きだなぁ…


しばらくするとつばさから返信があり

『見つけましたっ!発見です!携帯を弄る坂本さんを発見です!やっほーなのです!』

「ぶはっ…!?」

つばさからの返信の内容があまりにも今のつばさ自身の心境を表しているように可笑しく小さく吹き出してしまった

ー…ホント、高橋さんって変わってる

微笑みながら携帯をみていた琉生は


“もうまもなく、angel diamond'sのライブが開催されます。携帯の電源を切り静かにお待ちください”


アナウンスの声が聞こえ、携帯の電源を切ろうとしたときつばさから1通のメールが届いた