ー…

次の日、琉生は朝からそわそわしており放課後になると急ぎ足で昨日の教室に向かっていた


ー…いや、これは、その…そう!お、音楽に興味を持ったからで、下心があるわけじゃなく…いや、全くないわけでもないけど…

琉生は一人言い訳を考えていたら、いつの間にか教室の前についていた

ー…よ、よし!大丈夫、普通に入れば…

ふぅ…息をはき、ドアに手をかけ開けようとした中から話し声が聞こえその内容に琉生はドアに手をかけたまま固まった


「やっぱりダサいです…」

「んー…まぁ、確かに今までにはなかったタイプだったよねー」

「ぅー…ダサすぎて私もうだめです…」

「もっと、チャラい方がいいよね!」

「……チャラ過ぎるのもあれですけど、ダサすぎよりはまぁ…いいですけど…」


ー…ダサい…これ、俺のこと、だよな…?

つばさと菜摘の会話に耳を傾けていた琉生は会話を聞いて悲しそうに顔を歪めた