藍原そんなにデレデレしないでくれる




文化祭当日。あっという間に月日が流れて待ちに待ってないカップルコンテストに出るため体育館裏に並ぶ。俺達以外にも5.6組のカップルが居て出場する前からいちゃいちゃし始める奴等まで居るわけでああもう勘弁して。

隣に並ぶ藍原は緊張とか全然感じてないのかふあ〜と欠伸をしながら眠いーと瞼擦ってるし。
俺の視線に気付いてかいつものキスが降ってきて唇を放した後こいつが言った台詞は。

ー眠気覚ましのちゅーをお見舞いしてやりました。だし。何そのドヤ顔。俺は別に眠くないしお見舞いもされたくなかったんだけど。俺等以外にも出る予定のカップル達がこっちをちらちら見ては頬を紅潮させて、それだけならまだしも俺等(主に藍原)に触発されてかキスする奴等まで出て来るしあんた等までしなくていーから。

他のカップルのキスで一人盛り上がったのか宍野君もう一発とめげない藍原から逃れることで精一杯。少しは理性を働かせて藍原。