前から順々に渡される問題用紙を貰って、見た瞬間、『あ、これ私神様に見捨てられたな』と思い、自分の名前を書いてすぐにシャーペンを置いた。


ここでムンムンと考えるようなことはしない。


だってわかんないものはいくら考えてもわかんないじゃん!?


そんなこんなで、ぽけーと問題用紙を眺めながらわかるところだけ適当に答えを埋めていった結果。


26点。


へへっ。もう笑うしかないぜ。


これ、反対にしたらギリギリ97って読めんじゃない?


あらまあすてきー。なんて現実逃避をしていると、


「なに腐った魚みたいな目でニヤついてんの。最上級にキモいんだけど。やめて」


前の席から氷のように冷たいお言葉が発せられた。


ついでにきっつい睨みもプレゼントされました。


「…ふっ。世の中辛いことだらけだな」


「うるさい」


「はいごめんなさいすいませんでした」