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いつ筆箱が落ちてしまっていたのか考えてるうちに、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。


気付いたらすでに昼休みになっていて、みなさんお弁当やら購買で買ったパンやらを美味しそうにパクついていた。


授業中に寝ている私を先生すら起こしてくれないとはどういうことだ。


こころちゃんはどうせ彼氏のところにでも行ってご飯を一緒にラブラブ食べているのだろうけど!!


もしいたとしても、起こしてくれる気なんてゴマ粒ほどもないと思うけどね!!ふん。


ああ、悲しきかな人生。


ほろりと涙が心の中で伝うのを感じながら、ひとり寂しくお弁当を取り出す。


いつもなら何人かほかの女子と食べるのだけれど、今日はその人達は部活の大会で公認欠席だ。ちなみに私は帰宅部のエースですけどなにか文句でも?


弟の所に行って食べるのもいいけれど、学年が違うし科も違うので、教室が遠いからめんどくさい。


ここは、やはり一人で食べるしかないのか。


まあいいや。お腹すいたし。