「泣くな、俺はお前が貰ってやる」



頬に一生残るような大きな切り傷が


できたときに、



「もう、誰とも会えない、恋愛なんてできない」


と泣いてた私に


優しく話しかける輝瑠。




小学校卒業の前に




輝瑠は親の離婚で


引越し、私達は別々になった。



卒業式の最後に



「凛史高校で待ってる」


と言われた。