「雄介、随分大胆になったもんだね〜」




実子が私の肩をつつく。




「ハハ・・ありえん」




私は苦笑いを浮かべた。




・・雄介




その様子を引き裂かれるような心で見つめる梨果。




この時梨果は、死にたい位の胸の痛みを受けていたんだ。




梨果、分からなくてごめんね。




その胸の痛み、今の私なら分かるから




・・だから




ごめん。