命の源

何も考えられなかった。




ただ一人、母親の無残な姿を眺めていた。




どれくらい時が経ったのだろう?




チャイムが鳴る。




「ゆ〜う〜☆」




その明るい声は、雄介だった。




その頃、隣に住んでいた雄介が、気紛れで遊びにきたのだ。




雄介の声は、不思議な力がある。




こんなに苦しいのに、ほっとした。



玄関の扉を開けると、雄介の笑顔。



涙が止まらなかった。