命の源

少しずつ穏やかな日常が崩れていく。




母親が自殺したあの日のように。




忌まわしい残像が蘇る。




あの日、私はまだ小学6年だった。




血の海が見える。




ゆっくりと昔の闇に沈んでいく。




あの日は、特別何も無い平凡な一日なはずだった。




しかし、家に帰ると人生で最悪の一日になった。



お風呂場




母親のリストカット。



母親の腕から流れる血液は、お風呂場を血の海に変えていた。




その光景は、まさに地獄。



上手く空気が飲み込めなかった。




苦しい。




立っていることも出来ず、その場に倒れこみ母親の姿を眺めた。