命の源

「宮近、宮近」




小声で誰かが私を呼ぶ。




私は図書室に居た。




数字の問題が頭をぐるぐる回っている。




もっと、もっと




私は、頭に知識を詰め込むことに集中していた。




遠くから誰かが呼んでる。



その声には聞き覚えがあった。




「宮近、宮近




宮近・・
お前さ
何で泣きながら勉強してんの?」




顔を上げると確かに頬が濡れていた。