命の源

梨果の病室に入った。




ただでさえ細く小柄なイメージの梨果が、一層細くやつれていた。




憂いを帯びた表情の梨果がこちらに顔を向ける。




明るさの無い顔は、たとえ美しくても胸を痛めつけた。




「梨果・・」




私より先に雄介が梨果に近寄る。




梨果は、一瞬考えるようにして呟いた。




「・・雄介」




確かに梨果は、そう言った。