命の源

「優って歌上手いんだね。感動した。」




と、後から雄介ファンの女子生徒に賛辞の言葉を頂いた。




思いがけない展開に私は、愛想笑いで返した。




「・・やっぱ宮近ってすげぇな」




周囲の騒つきの中、夏木の言葉が聞き取れず、実子が
「え?何?」
と聞き返す。




「・・あいつはマジですげぇ」




夏木は、そう呟いていた。



そして、私は。




歌っている時の気持ち良さなんかすっかり冷め、時間が経つにつれ、羞恥心が込み上げていた。




私、何やってんだろ?




・・穴があったら、入ってそこにうずくまっていたい。




そんな気持ちで一杯の私に雄介が近づく。




何故か興奮して涙ぐんでいる雄介。