「そんな責任感の無い連中が、オーディションなんか受かるか〜」




私の叫びが辺りに虚しく響く。




「え〜一番盛り上がるから楽しみにしてたのに〜」




雄介が残念そうな声を出す。




・・お前は、親に怒られてしょんぼりしてる子供かっっ




という位の無邪気さだ。




そんな雄介とは対照的に、私はこの状況に対応しようと頭がフル回転していた。



イベントステージを見つめる。