「ごめんね……。姉さんの我が儘に付き合わせちゃって」
「別に」
ぶっきらぼうに答えた杜斗に申し訳ない気持ちで視線を外す。
正月休みに実家に戻ると突然、姉の茜が──「あんた、杜斗くんと京都に行っといで」
いつ調べたのかスマートフォンを手にして杜斗に電話をかけ始めた。
まだ二歳の娘を夫に預けて戻っていた姉は、弟が落ち着く間もなく予定を入れたのである。
同期である杜斗は理由もわからず電話で勝手に京都行きを告げられて、断る間もなくいまこの状態だ。
いつの間にか取られていた新幹線のチケットと予約されていた宿を教えられ、二人は訳もわからず荷物をまとめて京都に向かった。
「別に」
ぶっきらぼうに答えた杜斗に申し訳ない気持ちで視線を外す。
正月休みに実家に戻ると突然、姉の茜が──「あんた、杜斗くんと京都に行っといで」
いつ調べたのかスマートフォンを手にして杜斗に電話をかけ始めた。
まだ二歳の娘を夫に預けて戻っていた姉は、弟が落ち着く間もなく予定を入れたのである。
同期である杜斗は理由もわからず電話で勝手に京都行きを告げられて、断る間もなくいまこの状態だ。
いつの間にか取られていた新幹線のチケットと予約されていた宿を教えられ、二人は訳もわからず荷物をまとめて京都に向かった。



