俺は“RIKA”の名前が刻まれたストラップを、自分の携帯につけた。



そして、“AYUTA”の文字が入ったストラップを、リカの携帯につけた。




「歩太、・・・いいの?」




俺はゆっくり頷いた。




「嬉しい・・・。歩太、ありがとう。」



涙で濡れた顔に、精一杯の笑顔を作って、リカは笑ってくれた。





「俺の方こそ・・・こんな誕生日、初めてだよ。ありがとな。」



「歩太、大好きだよ!」






リカ・・・



本当にありがとう。



すごく好きだよ。




でも俺は、



お前に話さないといけない事があるんだ。






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