「リカちゃんが、お前みたいな暗いヤツ、本気で相手にすると思ってんの?いい加減、気付けよっ!」



「お前には、関係ねぇだろ?」



言い返すなんて、無駄な事なのに・・・



俺は・・・


少し欲張りになっていたんだ。



同情じゃないって、

思いたかったんだ・・・。






「はははっ!お前、必要ねぇの!いらないのっ!分かるっ?」




・・・必要ない。


・・・いらない。




ああ・・・俺は何を勘違いしてたんだろう・・・


そんな事、誰かに言われなくても、自分が一番分かっていたはずなのに・・・




俺はもう、それ以上、何も言えなかった。




ただ、黙って部屋を出た。




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