弁当を食べ終わってしばらくすると、俺はあくびを連発。
朝が早かったのと、昨日あまり眠れなかったからだ・・・
そんな俺を見て、
「歩太、眠い?寝ていいよ?」
リカは心配そうに俺の顔をのぞき込む。
「大丈夫。」
せっかくの旅行なのに、寝てしまうのがもったいない。
そう思っているのに、俺のあくびは止まらない。
リカはふふっと笑って、俺の頭を引き寄せると、自分の肩に置いた。
心地いい電車の揺れと、リカが隣に居る安心感。
リカの手を握って目を閉じると、俺は吸い込まれる様に、眠りの世界へと落ちて行った。
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