「ふぁ……ん。」

私は今目を覚ました。

ややややっ…

ヤバイ!!!

ハルカと…

連絡とらなきゃ……!!!???

「えっとー…えっと連絡先わぁああ」

私は戸惑って戸惑って戸惑った。

「はぁ……」

チラッと窓の外を見てみると、黒髪の美少年(?)らしき男性が手を左右にふっている。

ニコニコしながら手をふっている。

「んぁ!?アレ、ハルカ!?」

ドッタンバッタンと私は大袈裟に服を着替える。

ご飯も食べない。

待たせてるからね。

「おっと…おっとっと…ん!?ハルカがいない!?!?うわわわわわ!!!行ってきまぁーーす!?」

私は階段を、戦いの時に使ったスピードでピョンピョン飛ぶようにおりていった。

「急……」

急げ…、と言いそびれた。

その前に…私の前にハルカがたっていたのだ。

と…とまれない…!!!!!!

「うわ!!ノアっ…!!??」

そういうと顔が真っ赤になって徐々に照れていく。

「ハハハハハハルカ!?!?」

ドンッ… いった…っ…?

…え?柔らかい…?

嘘?

ホント?

え…

……は?

「えっ、えっと、…ノア…?」

私たちは目がぐるぐると回るような状況で、

「…!?!えっと!?私もちょっと…!!あの!!」

なんてゆうかな。

トラブルかな。

うん。

そう思おう。

うん。

だいたいね。

うん。

予想してね。

うん。

したんだよね

うん。

……、多分。

「怪我…とかない?」

「大丈夫だよー、ハルカは大丈夫?」

何もなかったかのように、私は立ち上がって首を横に傾けた。

「大丈夫…だけど…僕の心をやられちゃったかな…あと…」

「んで、どこで遊ぶの?」

二人の言葉が揃ってしまった。

今…、なんか聞き逃した?

「んん?何々?”あ„って…」

「また今度に言う!!だからどっか行こうっ…」

「不思議な行動を取るなぁ。」

そう言って私はハルカをつついた。

「いてて…へへへっやり返しだっ!」

『よくもー!!』

…と私達はしばらくじゃれあっていて、そしたら…

「あの子達、恋人見たいだね~」

とか

「お似合いね~」

とか、変な言葉が出てくるがハルカは『へへっ、嬉しいなぁ』とばかり言う。

何が嬉しいんだろうか…。

まぁいいや。

「さぁて?どこに行くの?」

「ちょっと着いてきてね…」

「なるべく早めにね~」

そう言って私は髪を縛り直す。

数分程歩いた。

私達は今までの中でもこんなに大きい建物は見たことなかった。

目が飛び出るくらいおぉーっきーぃの。

ビルかな?…

「ここは、展望台だよ。空を見たり出来るんだ。出来れば夜に来たいんだ。無理かな?」

ハルカは少し不安そうで切ない感じが出ていたので断ることはできなかった。

「うん。いいよ。私だって一日中暇だしやることないし…」

『なら決定!!』

…、と笑いかけたハルカは手を握って走り出した。

「ちょ、ハルカ?!」

私も手が繋がれているので抵抗できない。

「まずここだー。僕行きつけのカフェ!!ここのショートケーキがなんとも言えな…」

すると、美味しそうで甘そうなケーキがでてくる。

「モグモグモグ…ン??うまっ」

「早いね~アハハハ。美味しいでしょ?」

「ふぅ。ふまぃ。」

「うん。うまいって言ってるの??」

「ふぅ、」

そうなんです。

そう言っているんですよハルカさん。

なんかここのショートケーキがチート級においしくて…

なんかほっぺが落ちそうです…

私こんな美味しいものを食べたことはありませんでした…

…、と内心私は思っている。

「何か言いたいことはわかったから、とりあえずゆっくり食べな~」

そう言って笑いかけられた。

「ふん。はと、ふはつ、はへる。」

「うん。あと、2つ、食べる…かな?」

「ほうほう。」

「アッハハ!!ねぇ、ノア。ショートケーキが口についてるよ?」

あ、本当についてる。

だらしな…い?

「うん!!美味しい!!」

私の頬についたショートケーキのボロを口に入れた。

「ちょ、ちょちょちょ!?えっ!?ハ…ハ…ハル…カ!?なにして…」

『ヘッヘッヘー』

…、と微笑して頭をカリカリしたハルカ。

「今後…こんなこと…したら怒るからね…?」

ましてや私もレディーなので激おこぷんぷん丸だった。

『ヘーイヘイヘイ』

…、と笑っているハルカはなんか私には悪魔の笑い声にしか聞こえなかった。

…面白いな。

ハルカ。