「ノア…ちゃん。」

小声で微笑んでレミが名前を呼んだ。

「あ、レミ、ノアでいいよ。」

持ち前の明るさとは間逆に何故か冷静にこなしてしまった。

なんか私じゃないみたいだなー。

これを智華に見せたらどんな反応するんだろ__

う…?ん…?

智…智華って誰……?

ほ…本当に誰なんだ…ろ?

多分…身近にいた…大切な…人…だよね。

「ノア…?涙出てるよ?そんなに嬉しいの?私も嬉しいけど…」

マズイ。

なんか。

止まらないんですけどっ。

止まれ涙!!!

なんで出てくるんだよコンチキショー!!

ふぉおおおおおおおおおお!!!

「泣いてないよ?嬉し泣き嬉し泣き」

『えっ、ホント?なら良いんだけどね、なんか悲しそうな顔してたからつい…』

とレミは言ったから、まぁ素直なレミだしね、と思い思い聞いていた。

「第二次試験を発表します!!」

ついに二次試験の時が来る。

私は心を入れ換えて、準備をして言われるまで待っていた。

武器の手入れもしなければならない。

「レミ、引き締めてこの調子で__」

そういってノアが立ち上がると ドンッと、誰かの肩がぶつかった

「あ、ごめん。」

そう黒の髪の毛の男子(?)が謝った。

「ごめんね、リョウヤはガサツだから……ほら」

ほらと言ってリョウヤと言われる少年の頭をしたに押した…。

なんかリョウヤとかゆう少年はブーブー言っている。

「おいハルカ!!お前な、ただでさえ力が強いのに押し潰すなよ!! テメェ俺を殺す気かよドアホ!!」

『ごめんごめん』

と謝る金髪の少年。

「君たちと中人試験の決勝で会えるのを楽しみに待ってるよ。称号によって、お金とバッジが変わるからね。お互い頑張ろうね。」

そうゆうと、
『バイバイ』

と言って去っていった。

「あの子たちと戦えるかな…」

困り果てたレミは下にうつむいて涙目になっていた。

「大丈夫だよレミ、私がついてるよ」

そう言って方をポンッと叩くとレミは、

『そうだよね、ノアもいるもんね。』

と、言ってやる気を元に戻した。

「さぁて、そろそろ呼ばれるでしょうねぇ、張り切って行こう!!」

おー!!

とは言えないので手の甲でカツんとやった。

「では!!対戦テストが決定致しましたので、呼ばれた選手は前に出てきてください!!」

ワーッ!!

と、歓声があがるなか私は自分が身に付けているマフラーをちょっときつく縛った。

私はマフラー愛なのでいつでもつける。

「では発表します!!!フリード!!エタノアチーム!!VSレミ!!ノアチーム!!」

また歓声が上がった。

あぁ、慣れると快感じゃなくてやる気が押し寄せてくる。

あぁ、さすが零型(ゼロ)だと思う。

しかも相手がまさかのあの最強コンビのフリードさんとエタノアさんのチームとか…

有名な人達と戦ったって良いことは全くない、自分達がただただ評価と共に戦力、そして注目率が変わってくるわけだ。

これはヤバイ。

ごめん。少年ら。

と思って前に出てきた。

「ヨォ、ねえちゃん、君が俺らに勝てるかわからへんけど、まぁよろしゅうな」

不気味に笑いながら挨拶を交わした。

「さ、今から頑張るよ…最強と戦うなんていい機会だわ、勝つよ、レミ」

そうやって勇気を私は入れると本当にそれが出来るようになっている気がする。

何回も何回も行ってきたがその感で10回中8回は当たっている。

きっと当たるはず、勝てるはず、

…、でもこいつらは舐めることは出来ない。

エリート。

最強。

勝つしかない。

そう思って、試合の鐘とともに、私の心のベルも鳴らした。

「さぁ行くぞ!!!!!」

さっそく立ち向かって来たがなかなか遅い早さだ。

「甘いよ?…」

そう言って私はダンダンと銃弾を打つ音が響いた。

…!?

あれ…

あれは…

銀羽!?

嘘…なんで…。

「戦場では前見ろよ、ねぇちゃん!!」

「ッ_____!!」

ダメだ。

無理だ。

素早さに自信がある私でも…

今回は無理…絶対無理だよ…

「レミ…ごめ…」

そうゆうと攻撃を受けずに下へと私はまっ逆さまに落ちていった。

「センチュリーマジックタイム!!」

そう言って鍵盤を腕の裾から取り出した。

「私達を…なめないで!!」

「レミ!!??そんな技を…」

私はフワりと浮き、着地をした。

「上見ろよォ!!!」

「あ…あっ…ぶ…」

「レ…レミ!!!!!!!レミィー!!!!!」

嘘でしょ、ねぇ、嘘でしょ?

嘘って言ってよレミ!!

なんで…こんな無茶…

手…手に傷を負ってる…

「わ…私はも…もう無理かな…強い…ノアに…役にたてて良かった…また ね…また後で会おう…」

パタッ 

レミは倒れた__。

「許さない、許せない、絶対に許してたまるもんか!!!貴様らを断つ!!」