「これは…繰り返される薔薇の姫の物語…」
紫の髪、瞳をもつ美しき少女、セシルは、伝承の書かれた書を開く。
「再び出会う二つの魂……。そして、貴女は神に愛を説いた。アリア様……いいえ、スイラン様……」
セシルは空を見上げる。そう、待ち続けた、主の幸せの時。
「ここから、見守っております。誰よりも愛を慈しんだ、あなた様の命を……」
そして、いつの日か……。
人間としての生を全うして、その命を終えるその日まで。
「これは、薔薇の姫と、騎士の、時と運命を越えた、愛の物語……」
そして、語り継ごう。
あの世界が、いかに美しく愛しい世界なのかを………


