深紅の花に姫君《改装版》



「レインが教えてくれた、私の幸せ…」


私が笑うと、レインは私の前髪を上げ、そっと額に口づけた。


「お前は、こらからもっと幸せになんだよ」


そして、唇へと口づけされる。


「っ………うん。でも、もう幸せ……」


一生分の幸せを今使いきっちゃったような……


「もう、世界の為とか、国の為とか考えんな。今は、スイラン、たった一人の俺の女でいろ」

「っ……うん‼」


私は、きっと知るだろう。
私が捧げた深紅の想い以上の愛を………


これから、長い長い時間をかけて、ゆっくりと……



「愛してる、スイラン」

「愛してる、レイン」


そして、もう一度交わした口づけ。視界の端に、白い羽が見えた気がした。



永遠の愛を紡ぎながら、私はこの世界に生きていく。