深紅の花に姫君《改装版》



「………スイラン、お前、どこにいんだよ」


会いたい。もし、何か捧げろってんなら、俺の命をやるから…。お前と同じ所へいきたい。


尽きることの無い悲しみに暮れていると、不意に声が聞こえた。


『………セリ様』


「!!」


顔をあげても、そこには誰もいない。


誰…だ?気のせいか………?



『気のせいではありません。セリ様の生まれ変わり、レイン様』


「お前、誰だ!?」


薔薇の刻印の上、立ち上がり剣に手をかけた。


「レイン、君何して……」

「お前、聞こえないのかよ!この声!!」



怪訝そうな顔をするジルドを見て確信する。これは、俺にしか聞こえてない。


『アリア様………いいえ、スイラン様をお救い下さい』

「俺に、出来ることがあるのか!?」


出来ることがあるなら、何でもやる。スイランを救えるなら、何でもだ。