深紅の花に姫君《改装版》



「スイラン王子に続け!!!」


スヴェンが騎士達に声をかける。


「スヴェン、村の救助と、シルビエ領主を追うのに二手に軍を分けてもいいかな」


「ああ、シルビエ領主様を追うのは、俺達国家認定騎士団だけで行く。その他の騎士は村の救助に当てる、それでいいか?」



スヴェンの提案に、私は頷いた。




「スイラン王子は、やっぱりすごいよな」


ジェイクが、レインに話しかけているのが聞こえた。


「あぁ、アイツは……誰よりも強くて、俺よりもカッコイイんだ……」


困ったように笑うレインに、私は心が温かくなった。



私が強くいられるのは、レインが心を守ってくれているか、だよ。


そう心で語りかけて、私は前を見据える。



「先に進みましょう」


そして、私達は戦火の中を突き進んだ。