「ふぅー、今日はどこ行くー?」
「んー……暇だねぇ。」
私達は学校に行かずいつものように街を歩いていた。
プルルルル…!
「ごめん莉奈!仁くん(じん)から電話だ!」
「いぃよー。でなさーい。」
仁くんとは、この前の合コンで仲良くなった子らしい。
赤髪で顔はまぁまぁイケメンって感じかな。
「……今から家に来ないかって言われたー。」
「行ってくればぁー?仁くん優しいんでしょ?」
「ぅーん……。じゃあ莉奈はどうするの?」
「んーテキトーに遊ぶよー。」
どうせ1人で居ても、つまんないしね。
「それはダメーー!あ、いいこと考えた!」
ぅわ…。香の良いことは大抵良いことじゃないのに…。
「この前仲良くなってた、愛斗くんと遊びなさい!」
はぁぁぁぁぁん!?