「あの… 大丈夫ですか?」


私はその声で我にかえった


どうなってるんだよ…


いつもなら「どこ見て歩いてんだよ」って言うのに…


「だ、大丈夫です…」


私は下を向きながら言った


ダメだ…


まともに話せない


「良かった じゃあ!」


その人は行ってしまった


まだ名前聞いてない


てか、先生?


私何動揺してんだよ…


たかが先生だろ?


私はこのモヤモヤした想いを引きずりながらまた教室に向かった