私は、真剣な表情で、耳をよく済ませてお母さんの話を聞いた。 そして、絶望した。 いきなりの話で、ショックで、悲しくて、すごく辛くなった。 涙が溢れ出てきて、お母さんが、しょうがないでしょ、と言いながらも、また溜め息をついた。 それはもう、私だけの悲しみでは無く、親子皆が悲しむ出来事。 「雄輝お兄ちゃん…。」 私は泣きじゃくりながら雄輝お兄ちゃんの名前を呟いた。 そう。 私がこんなに泣いてるのは、今の電話が、雄輝お兄ちゃんに関する悲しい話だったから。