一度太郎さんの声を聞いてみたい。




どれだけの美声の持ち主何だろう…?




きっと、低いけどとっても落ち着いた綺麗な声で……。




その声に女子はメロメロ…。





…これはもう、太郎さんからの再びの着信を待つしか無いでしょ!




そう思い、私は何時間でも待つぞと言う決意をした。




そして、待った。



何時間も何時間も。




…しかし。




0時を回っても、太郎さんからの着信は無かった。




仕方なく、私も寝る事にした。




「はあーぁ。勿体ないなぁ…」




そんな事を思い、あの時着信を拒否した自分を激しく恨みながら、眠りについた。