この友達とは、一番の仲良しで、大親友でもある、迎 愛生(ムカイ アキ)。




愛生とは、同じ二年一組。




愛生といると、私の中のある大きな悲しみを忘れさせてくれる。




……大きな悲しみ。




それは、私にとってはとても辛く、悲し過ぎる出来事だった。




一時もあの悲しみを忘れた事は無い。




……あの子、今頃どうしているかな…。




私の淡い小さな恋の芽が宿った瞬間でもあった。




でも、その新芽は、花開く事無く、あっけらかんと萎れ、枯れてしまった…。