いつものように部屋に行き、鞄をドサリと置いて、ベッドの上に突っ伏した。
…ふと、窓の外を見ると、ポストが見えて、そこに郵便屋さんが何やら葉書を何枚かポストの中へ入れて、その場を立ち去っていった。
…暇だし、取りに行くか。
私はさっとベッドから起き上がった。
部屋から出て、階段を下がって進み、玄関まで辿り着くと、ガチャと扉を開ける。
…とは言っても、どうせほとんど広告葉書だろう。
ポストまで向かい、開けると……
「やっぱり、広告葉書……」
それだけのパターンがほとんどだ。
だって、わざわざ葉書何か書かなくても、今は気軽に携帯でメールが打てるし、最新で今人気がある、スマホのLINE機能だってある。
返事を待つ時間も短縮される。
だから、今時で年賀状以外の時に葉書と言う物は滅多に使わないだろう。
私は溜め息をつきながら家に入った。