「もしかして美月、好きな人でも出来た?」 心臓が飛び出そうになった。 …さらに、愛生は聞いてきた。 「まさか、私と同じように、幼なじみの子とか!?」 その質問は、驚きだけではなく、ほんのりと痛みを出した。 …雄輝……お兄ちゃん…………。 どうして、私を置いてきぼりにしたの? 私を、見捨てたの? 裏切ったの? …本当に私、最低だ。 人を責める質問しか出来ない何て…最低にも程がある。 君は…雄輝お兄ちゃんは、何も悪くないのに。 全部、私が悪いのに。