晃は急いで屋上に上がり、あたかも自殺したかのように靴とあの手紙を置く。

これで偽装自殺の完成…


「晃…お前はただの高校生なんだ。こんな穴だらけのトリックなんてすぐバレるんだよ…」

ボクは悲し気に言った。
すると晃は…

「やっぱりお前の前でやるんじゃなかった…」

そう呟いた。

「なんで殺したんや?あのゲームに関係あるんか?」
「あんたら“bad boy”を探してたよな?ハッキリ言って、奴はもう見つからねえよ…」

「なんやて!?君、ヤツの正体しっとるんか?」

「知ってるも何も俺の兄貴だよ。しかもこのゲームを作った直後に死んだ。」