全く想定もしていない言葉が 自分の口から発せられた。 「ぜひやろうよ、 この吹奏楽団に入る? 今度見学おいで。」 「はい!もちろんです! この子もいいですか?」 わたしはゆうりを呼び寄せた。 「えっ?わたしも?」 うんうんとうなずく私を見て 察してくれたさゆりが、 了承してくれた。