3週間前――――… 『ッあ!彼方ッ!』 あたしの彼氏の名前を呼ぶ女の声。 不審に思ったあたしは、声のする部屋を覗いた。 ――――え? そこにはあたしの彼氏と女の人がいた。 しかも、2人は学校でシていたんだ。 あたし、彼女なのに… あたしはその部屋から、逃げるように飛び出した。 「美璃亜!待てよ!」 追いかけてくる彼氏。 「来ないでよ!」 グイッと掴まれた腕を振り払う。