「笠原くん…頭上げて?」
頭をようやく上げた笠原くんにあたしは口を開いた。
「あたしを大人にして?」
「せん…ぱい?」
笠原くんは困ったような驚いたような顔だった。
「これはあたしの最後のお願い。あたしの言うことなんでも聞くんでしょう?それくらい出来るよね?いままで遊んでたそうだから…」
「冗談じゃない。」
笠原くんは怒った顔をしていた。
「冗談じゃねぇーよ!俺がいくら遊んでたからって!俺の気持ちも分かんねぇのかよ?ふざけんな」
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